平素よりみなそら園にご理解を賜り心より感謝申し上げます。
我々は障害を抱えている子どもたちの自立とご家族のサポートを実現するため、2013年10月より療育施設を運営して参りました。
スタートした当初を思い返してみるといろんな出来事がありました。
まずみなそら園そのものをみなさんはご存知ありませんでした。
僕は施設の認知度を高めるために地域の児童発達支援センターに向かう道すがら親御さんに対してパンフレットを配布することを思いつき、早速行動に移しました。
親御さんからすると誰が何を配っているかもわからない中、パンフレットを手に取っていろんな質問をしてきます。そのとき立ち話でしたお子さんのこと、家庭のこと、療育環境に対する思いなどすべての話がみなそら園の運営方針の根幹を為しています。
ある親御さんとの話は印象的でした。「施設に空きがあるなら通わせたい」
子どもに対して療育の必要性を感じていても通わせる施設がない現状に、療育施設を始めた自分の役割とみなそら園の使命を感じました。そんな経験を重ねながらひとりふたりと子どもたちが通うようになり今日に至ります。
みなそら園では子どもたちひとりひとりに合わせた療育を提供しています。そして一つ一つの積み重ねによって子どもたち自身が成長を果たし、やがて自立へとつながっていきます。
療育とはその子に合わせることが大切です。おなじ人間はひとりとして存在しないわけですから当然です。そして成長を果たし自立した先に待ち受けている社会とはどうあるべきか。そこに我々の使命は集約されます。
よくいわれる言葉に「障害は社会の側にある」という言葉があります。療育施設を運営していく中でこの言葉の意味を痛感します。
この社会の側にあるイメージを変えること=社会を変えることこそ我々が果たさなければならない役割であると強く認識しています
そんなインクルージョン社会に変えたいという思いをみなそらの誓いである「みんなでいきたい。ともにいきたい。」に込めました。
我々みなそら園は
社会を変える先頭にたって行動していくことを約束いたします。